ダーツベースボール競技規則


【2005年1月22日改定】


競技上の注意・禁止事項

■ プレーに当たっては、十分に準備体操をすること。また、無理な全力投球は肩を痛めるので十分注意すること。
■ バットやボールが人にあたると危険なので、周囲に人がいないことをよく確認してプレーすること。
 バッターの周囲及びピッチャーとバッターの間に人がいる時は、ピッチャーは投球を開始してはならない。
■ ピッチャーとバッターの間には守備員などを配置してはならない。
■ ボールには重りとなる様なものを付けてはならない。
■ ボールにゴミや砂などがついた場合は完全に除去してプレーする事。
■ バターが打撃体制に入っていないときに、ピッチャーは投球を開始してはならない。
■ 安全のためプレーヤー及び審判はゴーグルを着用すること。


【競技の方法】

1. ゲーム中使用するボールは公認専用球を使用し、各々のピッチャーが任意の1球を選択する。ただし、吸盤の吸着力がストライクボードに20秒以上保持されるものである事。
 また、破損した場合及びバッターの承認が得られた場合を除き、同じバッターに対戦する間は交換できないものとする。
 なお、競技大会では競技委員長の選定する専用球を使用する。

2. ストライクボードの角度は各々のピッチャーの任意で調節する。

3. ピッチャーはストライクボードから6.6mを基準とし、表1に示す通り身長・性別・投球フォームなどによるハンデイを加減した投球ラインからピッチングする。

4. バッターは図1に示すバッターボックスから踏み出さない位置で打撃を行なう。ライン外に踏み出して打った場合はアウトとなる。(ライン上に足が触れるのは可とする)

5. ボールの握り方に制限はない。投球の判定は、ストライクゾーンに1秒以上はり付いて静止した場合をストライクとする。3ストライクでバッターはアウトとなる。
 ボールがバットをかすめた場合(いわゆるチップ)でも、ストライクゾーンにはり付いた場合は、ストライクとし、それまでに2ストライクであったら3ストライクでバッターアウトとする。

6. ファールあるいはバッターが空振りした場合またバットに接触(いわゆるチップ)した場合はストライクとする。審判がいない場合は空振りの判定はバッターが自ら判定し宣言する。
 2ストライクでファールした場合はそのまま2ストライクでプレーを続行する。

7. 打者がファールもしくは空振りした場合を除いて、ストライクゾーンに1秒以上吸着しなかった場合はすべてボールの判定とする。
 (ストライクゾーンに当たっても、ストライクボードにはり付かないボールは、バッターがバットに吸着させる事が出来ない投球とみなしボールとする)
 打者の身体に触れたボールはデッドボールとし、打者は1塁を得る。また、ボール4となった場合も1塁へ進塁する。

8. 打球の判定は、バットにはり付いた場合はその位置のバットフェイスに表示されている高い方の塁打を獲得する。(吸盤が少しでも触れている高い方の表示)ボールは、
 審判もしくはピッチャーの判定を受けるまでバットに引っ付いている必要があるため、フェイスを上向きにしてボールが落ちないようにする。落ちた場合は落ちたボールの状態で判定する。

9. 打球が飛球した場合は、バッターボックスより前方に落下し吸盤を下にして地面に立った状態のものをヒットとし、さらにピッチャープレートを超えて地面に立った状態のものをホームランとする。
 それ以外のもの全てをファールボールとする。(ファールの場合は2ストライクまではストライクを加算する)

10. 打者がバットを振らず球に当てようとする打法(いわゆるバント)と認められる場合はバットフェイスの表示に関係なく、バットに引っ付いた場合1塁へ進塁することとし、
 2ストライクからのバント(いわゆる3バント)失敗の場合はバッターアウトとなる。

11. 塁に出ているランナーは、ヒットが出た場合はそのヒット数の進塁が出来る。4ボール、デッドボールの場合は、塁がつまっている場合のみ進塁する。

12. ピッチャーは1人のバッターとの対戦中1度のみ宣言して牽制球を投じる事が出来る。ピッチャーは片手を上げて牽制球を宣言し、バッターはバッターボックスを外し、牽制を見守る。
 牽制球はストライクボードの数字部分をめがけて投じ、1に付けば1塁ランナーがアウト、同様に2に付けば2塁ランナーがアウト、3に付けば3塁ランナーがアウトとなる。
 特例として、1・2、2・3にまたがって接触している場合は両方アウトとする。牽制球は審判あるいは打者が認めるまでボードについている必要がある。
 審判がいない場合はピッチャーがバッターに指し示し認知を得る。認知を得る前に脱落した場合、牽制は不成功となる。なお、デットボールの直後のバッターとの対戦中は牽制球を投げる事はできない。

13. 対戦回数・対戦人数は状況に応じて協議のうえ任意に決定する事が出来る。ピッチャーの交替も任意であるが、1人のバッターに対して交代は1度のみとする。
 ピッチャーの交代時は練習球を2球以上取り、少なくともストライクが1球は入る事を示す。

14. その他の規則は、野球規則に準じる。



ダーツベースボール ラインの引き方


 @   キャッチャーボードラインを引き、キャッチャーボードライン上にストライクゾーンが来るようにキャッチャーボードを配置する。

 A   バッター及びピッチャーの周囲4m以内に通行人などの人が立ち入らないようにコーン等の仕切りを置いて配慮する。



ホームベースは仮想であるので無くても良い。
不要なピッチングライン及びバッターボックスの背後及び前方のラインは省略できる。


表1 ピッチングラインの選定
 ピッチングラインはピッチャーズプレートとみなすので、投球開始時の足の位置であり(ライン上に足を乗せてよい)、
投球時は踏み出して良い。
車椅子の場合はバッターから遠い方の車輪がライン上にあればよい。



選定ライン
男子身長等
女子身長等
690cm
180cm以上
―――
660cm
170cm以上
180cm以上
630cm
160cm以上
170cm以上
600cm
150cm以上
160cm以上
570cm
140cm以上
150cm以上
540cm
130cm以上
140cm以上
510cm
130cm未満・車椅子
140cm未満・車椅子







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